滝行 河内長野　大滝 2010/08/05 奈良県の山奥にある、湯の口温泉目指してバイクで走りだす。 しかし、朝からカンカン照り。 ロングスクリーンのため、ほとんど風が当たらない。 走ってもあまり涼しくない。 これではとても温泉という気分になれない。 急きょ滝行に変更。 Ｕターンして滝畑ダムへ向かう。 河内長野市　滝畑ダム 誰もいない。 今年の梅雨はよく降った。 ダムは満々と水をたたえる。 岩湧山（いわわきさん）登山口にバイクを止める。 リアボックスとシート下の収納スペースを合わせるとかなりの積載能力。 荷物を詰めたリュックも出し入れ簡単。 この利便性、気軽さがビッグスクーターの身上。 ほとんどの人は、岩湧山を目指す（と思う）。 赤く塗った登山道の右横の白いルートが大滝へと続く道。 登山道を5分ほど歩くと、大滝への道の分岐点に出る。 ここから大滝まで約30分。 道は平たん。車のわだちも見える。いわゆる林道。 小さな虫が耳や目の周りをぶんぶんとうるさくつきまとう。 振り払ったところで無駄な抵抗。やりたいようにやらせて歩く。 途中、きれいな蝶の優雅な舞にしばし目を奪われる 時折、「ウグイスの谷渡り」が聞こえる。 自然は、いろんな手でもてなしてくれる。ほんとありがたい。 大滝のそばにある小屋が見えた。 大滝は林道からやや下ったところにある。 以前、道脇の杉の木に「大滝」と書いた木の標識があったが、はずされた跡だけが残っていた。 滝に入る前に、「有難う。ごめんなさい。許してください。愛しています。よろしくお願いします」と挨拶をする。 滝行の正しい作法は知らなくても、自然に対する畏敬の念だけは忘れない。 そろそろと冷たい水に入り、滝に近付く。 水底の石は角ばって、立つのも歩くのもバランスを取りにくい。 この水量は滝行でも上級クラスに属するのではと思う。 実にパワフルな滝だ。 滝に打たれる間はまさに「無我夢中」。 必死で般若心経を唱える(かなり早口で)。 少し間をおいてこれを3回。 もう少しやりたい気持ちを抑えて滝行終了。 着替えのあと、じ〜んとくる体の余韻を味わう。 生きてて良かった。ありがとう〜。 大滝の映像は、YouTubeでご覧ください。 http://www.youtube.com/watch?v=uORMPHaxgzg 戻る